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「食べる量は昔と変わっていないのに太りやすくなった」「最近便秘がちでスッキリしない」「体が冷えやすい」「疲れが抜けない」
そんな症状に悩まされている人は、体の代謝が落ちている可能性があります。

どうすれば代謝を上げることができるのでしょうか?

基礎代謝とは?

基礎代謝とは、生き物の生命維持に最低限必要なエネルギーのことです。
具体的には心身共に安静な状態で覚醒したまま、24時間に消費されるカロリーを指します。
ただじっとしているだけでも、生き物の体はエネルギーを消費しています。
安静時にも筋肉・心臓・その他の臓器は休みなく働くためです。
筋肉・臓器が働く際にはカロリーが消費されます。
安静にした状態で筋肉・臓器によって消費されるカロリーが基礎代謝に該当します。

基礎代謝は年齢を重ねるにつれて低下しますが、一般的に10代(男性は15~17歳、女性は12~14歳)をピークに年齢とともに筋肉量が減少し、各臓器のエネルギー消費率も低下します。

驚くことに、基礎代謝量は1日のうちに消費するエネルギーの約60~70%もあります。
そのため、基礎代謝が低下すると全体的なエネルギー消費量も低下します。

代謝が良い、悪いとは?

代謝がいい、悪いとよく話題にされますが、これが何を意味しているかご存知ですか?

代謝がいい = 基礎代謝が高いことを意味し、カロリーを消費しやすい

代謝が悪い = 基礎代謝が低いことを意味し、カロリーを消費しにくい

とまずは理解しましょう。

基礎代謝を上げるメリット

基礎代謝を上げることによって太りにくく、痩せやすい体になることが期待できます。
これは、基礎代謝の向上により安静にしている状態でのエネルギー消費量が増え、1日の消費カロリーを高めることができるためです。
ダイエットを成功させたいと思っている方や、肥満を予防したいと感じている方は基礎代謝を上げることを意識すると良いでしょう。

また基礎代謝が上がると血行が良くなり、冷え性や肩こりの改善、肌の健康維持にも効果的だとされています。

血行が促進されると体の隅々まで血液が行き渡って手先や足先が温まったり、肩の筋肉にたまった乳酸などの老廃物が流れていったりするため肩こりが解消されると考えられます。

基礎代謝をあげる方法

①筋肉量を増やす

エネルギーを消費する代表的な運動といえば、有酸素運動でしょう。
ランニングやウォーキングなどを10分以上続けると脂肪を燃焼する効果が高まります。

また、臓器の中で安静時のエネルギー代謝量が最も高いのは骨格筋です。
筋トレやインナーマッスルを鍛えるヨガなどで筋肉量を増やすと基礎代謝を上げることができます。

②食生活の改善

代謝を上げるためには、筋肉を作る良質なたんぱく質を摂取する必要があります。
過剰な糖質や脂肪を控えながら、さまざまな栄養素を摂るように心がけましょう。

また、発酵食品や食物繊維などで腸内環境が改善されると消化器官の動きが良くなります。
消化が活発に行われると自然とカロリーが消費されます。

③水分補給をする

直接的に基礎代謝が上がるわけではありませんが、体に必要な水分を摂取すると各臓器への血の巡りが良くなってしっかり活動するため代謝が上がります。
1日に体重1㎏あたり30ml(体重50㎏なら1500ml)を目安に水を飲むようにしましょう。

基礎代謝が下がるとどうなるのか?

もしも基礎代謝が低いと、摂取した栄養素がエネルギーとして使われずに余るようになり、脂肪に変わって体に蓄積されていきます。

また、各臓器でエネルギーが適度に利用されないと、血管、内臓、筋肉などが衰えていき、全身にさまざまな影響を及ぼします。

基礎代謝を上げて健康的な体を維持しよう!

基礎代謝が下がると太りやすくなって、免疫力の低下や心臓や脳などで血管疾患を発症するなど健康を脅かすことになります。
つまり健康的な生活を送るためには、運動で筋肉量を増やしつつ食事などの生活習慣に気を付けて、基礎代謝を上げることが大切です。

基礎代謝が上がることによってエネルギーが消費されやすくなり、ダイエットの効率も上がります。

前よりも痩せにくいと感じたら、基礎代謝を上げる生活を意識してみてくださいね!