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少し動いただけで汗をかき、暑さのせいで食欲も落ちて少食に。

生きてるだけで痩せてしまいそうな印象ですが、夏は痩せるどころか、太るリスクの方が遥かに高いとご存知ですか?

夏に太る意外な理由

汗をかく量が増える

汗をかくとカロリーを消費していると思いがちですが、暑さで出る汗は体温調節のためのもの。水分を毛穴から出し、身体の表面を外気で冷やそうとしているだけで、実はほとんどカロリーを消費していません。おまけにちょっと動くだけで汗が出てしまうので、意識していないと夏場は運動量が減少傾向に。

ここで注意したいのは、体温調節の汗はかけばかくほど太りやすくなる、ということです。人間の身体には、発汗と引き替えに失われてしまう栄養素があります。それは、脂肪の代謝を促すビタミンB1・B2・B6とミネラル。

特にビタミンB群は、水に溶けやすく身体に蓄積されにくい“水溶性ビタミン”と呼ばれ、汗や尿で簡単に流れ出てしまいます。従って、運動の伴わない汗をやみくもにかくほど、糖質・脂質・タンパク質といった栄養素を、ただの脂肪として溜め込んでしまう体質に…。

食べる量

食欲不振でも「何か食べなくては」と、冷たい麺類やパン類ばかり摂取していると、いくら小食でも炭水化物のオンパレードに、身体の代謝が追いつかなくなってしまいます。
同様に、冷たい清涼飲料水のがぶ飲みも良くないのは、言うまでもありません。


逆に夏バテ防止だとばかりに高カロリーのものばかり食べるのが脂肪増大の原因に繋がります。
食べる量にかかわらず体重増加のリスクを孕むのが夏太りの恐ろしい部分です。

基礎代謝の低下

現代日本の夏は、基礎代謝が低下しやすい環境と言われています。
夏場は一日を通して温度差が少ないため、そもそも代謝を上げなくても体温調整ができてしまう時期。そこに、運動量の減少や発汗によるビタミンB不足、さらには睡眠不足とエアコン使用が自律神経の乱れを誘発します。結果、脂肪を燃焼する基礎代謝ががくんと落ちてしまうのです。

夏太りを防ぐポイント

夏だから冷たいものを食べよう、夏だからカロリーの高いもの食べよう、夏だから湯船に浸かるのはやめよう…など。
少し不自由に感じるかもしれませんが、夏だから!と特別なことをするのをやめて、他の季節と同様に過ごしてみるのが1番です。

冷たい食べ物を控える

飲み物に氷を入れない、温かいスープを食べるなど、冷たい食事ばかりにならないように、バランスのよい食生活を心掛けましょう。

湯船につかる

暑い日はシャワーで済ませてしまいがちですが、半身浴でも良いので湯船に浸かるようにすると、身体の冷えや自律神経の乱れも収まり健康に。
身体が内臓まで温まることで健全な発汗が促され、基礎代謝もアップします。このとき、お湯の温度を39度程度にし、冷水で首と手首を冷やしながら入るとのぼせにくくなります。


湯船に浸かることが難しい人は、足湯がオススメ。
40度前後のお湯に足首まで付けておよそ15分程度で、湯船に浸かって身体を温めたのと同等の効果があると言われています。
足先は体の中でも特に体温が低く、冷えか溜まりやすい箇所。足をしっかり暖めることで、心臓から送られた血が冷えることなく各部に行き渡ります。

筋肉をよく動かす

筋肉を鍛えて代謝を上げ、脂肪燃焼を促しましょう。
同時に、こり固まった筋肉をほぐし関節の可動域を広げることも大切です。
日常生活でもこまめに歩く、自転車を使う、階段を使うなど、運動量を増やすことを意識しましょう。


夏は他の季節に比べて痩せにくいとはいえ、太るかどうかはアナタ次第!
適度な運動と、バランスの取れた食事を心がけることで、健康的で太りにくい生活を送りましょう!