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梅雨は気温や湿度が上がりはじめ、「なんだか体が重だるい…」なんて方もいらっしゃるのではないでしょうか。


この時期に起きやすい症状である「むくみ」は、カラダの水分が停滞することで起こります。

疲れが抜けない、カラダが重いなどこの時期の不調は「むくみ」が原因となっているかもしれません。


今回は、梅雨のむくみ対策についてご紹介します。

むくみって何?

血液中の水分が、血管やリンパ管の外にしみだして、手足、顔などの皮膚の下に溜まった状態のことをいいます。

その原因は、静脈やリンパ管の水分がスムーズに流れていないため。

むくみは全身で起こる症状ですが、心臓から遠い箇所や、重力の影響を受ける足などは、血液やリンパ液がたまりやすくなります。

梅雨にむくみやすくなる理由

高湿度

梅雨時は湿度が非常に高く、汗が蒸発しにくくなります。これにより、体内に水分が溜まりやすくなり、むくみを引き起こします。

気圧の低下

梅雨時には気圧が低くなることが多く、これが体内の血液循環やリンパの流れに影響を及ぼします。気圧の低下は血管を拡張させ、血液や体液が下半身に溜まりやすくなり、浮腫みを引き起こします。

塩分の摂取量が多い

暑さで体力が消耗し、塩分の多い食事を摂りがちになりますが、これが水分の貯留を促進し、浮腫みを悪化させます。

運動不足

梅雨の時期は雨が多く、外出や運動が減少しがちです。運動不足は血液循環の低下を招き、浮腫みを引き起こしやすくします。

水分代謝の低下

高湿度と低気圧は、体の水分代謝を低下させます。これにより、体内の余分な水分が排出されにくくなり、浮腫みが発生します。

むくみの対策

むくみを解消するために、まずは血行をよくすること。そしてむくみを生まない食生活を心がけることも大切です。

運動

血行促進と筋力アップのために適度な運動を心がけましょう。
散歩やウォーキング、ストレッチなど毎日続けられる運動で十分です。
梅雨時の運動は天候次第になりがちですが、雨が止んでいるときはなるべく外に出るようにして、雨の日も屋内でできるストレッチやヨガなどで体を動かしましょう。
階段の上り下りだけでも筋力アップに役立ちます。

入浴とマッサージ

この時期、蒸し暑さからシャワーで済ませてしまうことも多くなりますが、入浴はゆっくりと湯船につかり、心も体もリラックスさせましょう。疲れもストレスも解消されて、睡眠の質もよくなります。
体が温まり筋肉がほぐれている入浴後には、マッサージがオススメ。
特にふくらはぎは、「第2の心臓」と言われ、足にたまった血液を心臓に戻すポンプの働きをしているため、ふくらはぎのマッサージは、足のむくみだけでなく全身の血行促進に役立ちます。
基本は、足先からふくらはぎ、太ももと、心臓方向へ向かって優しくマッサージすること。また、太ももの付け根やひざ裏のリンパ節も刺激してあげるとリンパが流れやすくなり、余分な水分や老廃物の排出を促してくれます。

むくみに効く食材

バランスのいい食生活も重要です。ビタミン、カルシウム、ミネラルなどは自律神経の働きを整える作用があります。
栄養素の中でむくみ解消に効果的なのは、カリウムです。ワカメやホウレンソウ、芋や豆類に多く含まれています。むくみが気になる方は、積極的に献立に取り入れてください。
また、カリウムは、アボカドやキウイなどの果物に多く含まれています

むくみ知らずの身体へ

ダイエットの観点からも、むくみの解消は重要です。むくみは身体の中に余計な水分や老廃物を抱えている状態。
体重を減らすためには、脂肪を落とす前にそれらの余計なものを取り除くことが必要なのです。

むくみケアは健康や美に近づくための第一歩でもあります。
毎日コツコツとケアを続けて、むくみと縁遠い自分になりましょう!